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- ISO22000について
ISO22000の必要性
⇒NWIP(新規作業項目提案:2001年3月)から- 食品産業の食品リスクへの対策はHACCPを通じて行われるべきである。
- HACCPシステムに基づくガイドラインを作成している国もあるが、国際貿易の場では国家規格だけでは不十分。流通業者は自身の基準で食品の生産者を検査している。このため、生産者は国や顧客により異なった要求事項に対応しなければならなくなっている。
- 正しいHACCP原則の使用、手順に基づいたHACCPの監査と計画の実現、HACCPシステムに基づいたマネジメントシステムの確立のため、新たな国際規格が必要。
ISO22000検討の経緯
時 期 | 事 項 |
2001年 3月 2001年 7月 2002年 5月 2003年 3月 2003年 7月 2004年 6月 2004年11月 2005年 5月 2005年 8月 2005年 9月 |
NWIP(新規作業項目提案)投票開始 NWIP投票結果公表(Pメンバー:39)賛成17,反対1,棄権2,無回答19 我が国がTC/34のPメンバーに CD(委員会原案)投票開始 CD投票結果公表(Pメンバー:43)賛成22,反対6(ベルギー、仏、日本、マレーシア、蘭、米国),棄権0,無回答15 DIS(国際規格案)投票開始 DIS投票結果公表(投票:41)賛成38、反対3(豪、仏、日) FDIS(最終国際規格案)投票開始 FDIS22000投票結果公表(投票44カ国すべてが賛成) ISO22000発行(9月1日) |
ISO22000の概要
フードチェーンのすべての組織を対象。- 相互コミュニケーション
- システムマネジメント
- 前提条件プログラム
- HACCP原則の要素を組み合わせたFSMSの要求事項を規定。
規格の性格は、HACCP原則及びコーデックス委員会が示したHACCPシステム適用の基準を統合したもの。
法律で一般的に要求されるものより、さらに焦点を絞った、一貫性のある、統合されたFSMSを 求める組織による適用を意図したもの。
(図1)品質マネジメントシステム規格の構造
(図2)ISO22000のイメージ
(資料:ISO/TS22004から(仮訳))