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- HACCPについて
食品安全の対象は(食品安全ハザードは何か
●食品事故(食中毒)を起こす原因物質の定義として以下のものが挙げられています。●食品衛生法第6条及び第11・18条の成分規格違反
生物的ハザード:食中毒細菌などの病原微生物
腐敗微生物
寄生虫(原虫を含む)
化学的ハザード:生物由来の天然化学物質
人為的に添加される化学物質
偶発的に存在する化学物質
物理的ハザード:硬質異物
(軟質異物)
食品衛生管理の一般的概念(HACCPシステム)
HACCPとは、
原料から消費にいたる全過程で予め危害の洗い出しを行い、それに基づいてリスクを確実にコントロールするために用意されたリスクマネージメント計画です。
HACCPシステム導入の7原則12手順
(コーデックス委員会:2003)
- 手順1:HACCP専門家チームを編成
- 手順2:製品(含原材料)の記述
- 手順3:使用用途の記述 } 製品説明書
- 手順4:フローダイアグラム(製造加工工程図)の作成
- 手順5:フローダイアグラムの現場確認
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- 手順6: [原則1]危害分析⇒危害リストの作成
- 手順7: [原則2]重要管理点:CCPを決定
- 手順8: [原則3]管理基準(許容限界):CLを設定
- 手順9: [原則4]モニタリング方法を設定
- 手順10:[原則5]改善措置(修正/是正措置)を設定
- 手順11:[原則6]検証手順を設定
- 手順12:[原則7]記録の文書化と保持規定を設定
参照 HACCPシステム実施のための資料集より
(小久保彌太郎【こくぼやたろう】獣医学博士 社団法人日本食品衛生協会 技術参与)